ヨーロッパでコロナが流行る理由。イギリスは別?

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ヨーロッパが感染の中心地に

イギリスから海外へのホリデーを中止する人が続出しているうえ、イタリアやスペインの一部へのフライトが続々と中止されています。

つい先日は、ヨーロッパのハワイと言われるリゾート、テネリフェのホテルで感染者が出たため、滞在者が2週間前後隔離されるという事態がありました。

このホテルはH10という、コスタ・アデヘにある高級ホテル。私と息子達も昨年秋にその近くのホテルに泊まったばかりだったので、ちょっとびっくりしました。

基本的にはのんびりしたリゾート地で楽しいのですが、ホテルの部屋に隔離されるとなると話は全く別ですね…。

滞在していた人たちは、全く運が悪かったとしか言いようがありません。

このホテルは不運でしたが、これは今やどこででも起こりうることです。もちろんクルーズ船は大変危険視されていますよね。

先日、イギリスの経済関係のプレゼンターが、向こう3〜4か月はホリデーの予約をしない方が良いと言っていました。

実際、パッケージやクルーズ船のホリデーは続々中止になっています。

イギリスの保険会社の一部では、旅行保険の取り扱いを中止したそうです。保険を売ったところで、払い戻しになる可能性が高いからという理由だそう。

コロナのヨーロッパへの影響

スペインではたった1日で1,500人もの感染者が見つかり、あっという間に総感染者数は6,000人近くまでのぼりました。

これはイタリアに次ぐ数字です。まさに非常事態と言えるでしょう。フランスも後を追っています。

こういった事態を受けて、トランプ大統領が EU 諸国からの渡航者を原則禁止する旨を発表しましたが、昨日まではイギリス・アイルランドからの渡航者は除外されていました。

島嶼部であるために、大陸とは開けられたと思われますが、その除外措置もあっという間に変更に…。

イギリス・アイルランドからの渡米も制限するとの発表がありました。

今やヨーロッパが世界のエピセンターと言われるようになっていますね。

日本とイギリスの行き来はどうなる?

日本とイギリスの状況はそれほど違いが見られなくなってきました。

そのため、よほど状況が変わらない限り日本とイギリス間のフライトが禁止されたり、渡航勧告が出たりすることはないのでは?と思われます。

ただし前述したように、イベントの中止や観光スポットの閉鎖などはいつまで続くか分かりません。

次の2〜3か月中に観光目的でイギリスに来る予定の方は中止した方が安心かもしれませんね

しかし家族に合うなど観光だけでない旅行の際は行き来しても大丈夫なのではないでしょうか

とは言え、あくまで個人的な推測なので、参考程度にしていただければと思います。タイミングなど運もありますよね。

イギリスは日本に近いかも

個人的な印象ですが、日本とイギリスは清潔さの度合いや医療の水準などが割と近いようです。

ジョンソン首相をはじめ、とにかく手を洗え手を洗えと言っています。

イギリス人はまあまあ手を洗う方だと思います(正直、欧米の人などはトイレに行っても手を洗わない人がたくさんいますので…^^;)。

先日もラジオで、

「トイレの後で周りを観察していたら、数人が手を洗わずにトイレを出て行ってしまったんだ!こんなに手を洗えって言われてるのに!」

と憤慨している人がいました(^^;)。

ちなみに、手を洗う時間は’Happy Birthday’を二度歌う間だそうです。

イギリスのトイレでハッピーバースデートゥーユー♪と聞こえてきたら、それは誰かが真面目に手を洗っているのです(笑)!?

ヨーロッパでコロナが増大した理由を推測してみる

Image by Mabel Amber from Pixabay

ヨーロッパで感染者数が急激に増大したイタリア、そしてスペインの特徴として、カソリック信者が多い国であるということが挙げられます。

伝統的な家庭生活を大事にするカソリックの習慣、そして祖父母や両親と言った年配の人達を大事にし、まめに集まっては共に食事をするような素晴らしい習慣が、今回はアダになったのかもしれません。

さらに、やはり感染者の多いドイツやオランダでは、握手の習慣があります。彼らはもう、ひっきりなしに握手します。

あれではウイルスがどんどん拡散されていっても仕方ないかも…。

それに比べ、日本は混み合う場所が多い割に、感染者数が少ないですよね。

そもそも検査の数が少ないからという話も聞きます。確かにそれもあるのでしょうが、 日本特有の生活も関係している気もします。

まず核家族が多く、子供などが外でコロナウイルスに感染して帰宅したとしても、家には重篤な事態になりやすい年配の方がいません。

人にあっても挨拶はお辞儀で、ハグしたり握手したりは滅多にしませんよね。ボディタッチが少なければ、移る可能性も低くなると考えられます。

無くて七癖。ついたクセはそう簡単には直らないぞ、という動画

ちょっと余談。

これだけコロナ感染について注意喚起されていても、人間はつい顔を触ったり指を舐めたりしてもしまうものらしいです。

その証拠を集めたワシントンポストの動画があります。

英語ですが、映像だけで笑えま…いや、わかります↓


WHOのスポークスマンの女性は、「顔を触るな」と言いながらその直後に指を舐めてしまったり、他の人も注意事項を話しつつ、ついつい自分の顔を触っています。

つい笑ってしまうような映像ですが、これで病気になったら笑い事ではありませんね。

でも、こんな時こそ、笑っちゃえ!

最後に、心がほっこりする動画を。

国を上げてのロックダウンが続いているイタリアでは、それがどうした!盛り上がろうぜ!とばかりに、バルコニーで歌ったりギターをかき鳴らしたりしているよう。

日本でも、武漢からの帰国者たちがホテルに隔離されていた際、地元の人たちが窓の外で和太鼓を演奏して励ましていましたね。

イギリスでもプロの演奏家が、オンラインで無料の演奏会を開いていました。

気持ちが暗くなりがちな時だからこそ、積極的に美しい音楽や芸術、笑えるコメディなどに触れるのが良いのかもしれません。

いつまで続くかわからないコロナ騒動、気持ちを明るく持って頑張っていきたいですね(^^)!

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