スピード違反の罰金が値上げに
2017年4月にスピード違反の罰金額が上がりました。最低100ポンド、3ペナルティポイント加算(3年以内に12ペナルティポイントつくと免許失効)とのこと。だからというのではないですが、何よりも安全のために、速度制限はしっかり守って運転したいですね。
でも、外国人の私たちにはわかりづらい制限速度サインや、気づかないうちにスピード違反してしまうスポットもあります。注意していても「ついうっかり」でスピード違反してしまうこともあるかもしれません…。
イギリスの制限速度は道路によって主に30〜70mphまで差があります。一般道では30(48km)mphが主ですが、タウンやビレッジの中だと20マイル、また通学時間帯のみ20mph制限になる道などもあるので、制限速度の表示に注意しましょう。イギリスの道路標識はわかりやすい方だと思いますが、目まぐるしく制限速度が変わる道ではうっかり見落としてしまうことも。
個人的にはスピード違反で罰金を受けたことはありませんが(おっかなびっくりのトロトロ運転なので…)、家族がやってしまいました…。初めて通った町でラウンドアバウトと交通量に気を取られていた時に20マイルサインを見逃して走ってしまい、スピードカメラでしっかり写真を取られたのです。道路状況に集中して運転をしていたためにサインを見逃したという、ちょっと皮肉な経験でした。
何マイルオーバーだと違反なの?
実際に運転していると、制限速度をちょっとオーバーして走っている車は多いですよね。どこまで大丈夫なの?とイギリス人に聞くと、大抵の場合、
「ちょっとくらいオーバーしても大丈夫」
「5マイルオーバーくらいなら平気」
「高速は80マイルまではOKじゃない?」
など、あやふやな答えが返ってくるんではないでしょうか。でもThe Telegraphの記事によると、実は「どのくらいオーバーして良いか」は厳密に決まっているんだそうです。
管轄しているthe National Police Chiefs’ Council (NPCC)では、
・制限速度の10%オーバーまでは容認(ドライバーが神経質になって速度計に注目しすぎ、道路から視線をそらす事で事故を招くことのないようにするため)
・上記に加え、計器の’誤差’を考慮しプラス2マイル容認
と決めているそう。
つまり、30mphの道なら30X1.1+2=35mphまで、
40mphなら46mphまで、60mphなら68mphまで、70mphなら79mphまでが実際に「違反切符を切られない」速度になるんですね。
たまに高速で85mph(約137kmph!!!)くらいでぶっ飛ばしてる車を見ますが、あれはやっぱり確実にアウトですよね…。「狭いイギリス、そんなに急いで何処へ行く…」とハラハラして見ちゃいます。
何はともあれ事故を起こさない事が一番。急がば回れの精神で、安全第一で運転するのが大事ですよね!