日本とどこが違う?イギリス運転ルール

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イギリスでも、エコや健康への関心の高さから、自転車や徒歩で移動する人も増えてきました。

でも、公共交通機関は運賃がべらぼうに高かったり、ストや工事であてにならなかったりで、まだまだ車社会なのが現実。大都市部以外では、引っ越して来た途端に運転しなくてはいけなくなるケースも多々ありますね。

左側通行で、比較的マナーが良いイギリスは日本人にも運転しやすい国の一つかと思います。それでも、やはり日本と違って間違えやすいポイント、気をつけたいルールなどをまとめました。

 

イギリスの交通ルール基本のキ

参照するならThe Highway Code

運転のルールや標識の説明をまとめたものをThe Highway Codeと言います。

私はイギリスで運転免許を取ったので、最初にこれを買って勉強しましたが、イギリスで運転するなら一冊持っておくと便利です。書店に行くと冊子が2〜3ポンドで売っています。

ちなみにイングランド・スコットランド・ウェールズと、北アイルランドでは内容が違うので、地域にあった物を購入しましょう。

制限速度の表示がない!どうすればいい?

数字で「20」とか「50」とあれば簡単ですが、見当たらない場合は困りますね。そんな時、まずは街灯(street lights)を確認します。街灯が連なっていれば住宅地という事で、標識がなくても「30mph」と決まっています。

また、白地に黒い丸で中に斜線が一本入っているのはナショナル・スピードリミットの意味。この場合、2車線の道路は70mph、1車線なら60mphです。

黄色いボールを見かけたら、停止の準備を

頭に黄色いボールが付いている白黒ポールが立っている横断歩道のことをzebra crossingと言います。ここは歩行者優先なので、人が渡ろうとしていたら停車しましょう。でも急停車で追突されないよう、見かけたら早めに減速して備えましょうね。

ちょっと苦手?ラウンドアバウト

慣れるまでちょっと怖いのがroundabout(ラウンドアバウト)。右側から来る車が優先で、時計回りに進入します。とにかく右を見て、車の流れの切れ目に入る事が肝心です。

ちなみにヨーロッパへ旅行に行くなどして右側通行になると、ラウンドアバウトが逆回りなので、感覚的に難しくなります。特に流れに乗れない交通量の少ない場所では、一瞬どちら周りかわからなくなったりするので、注意してくださいね。

携帯電話の使用はアウト!

未だにちょくちょく見かけるのが、携帯電話で話しながら運転している人。でもアレは違法です!他の人が使っていても、真似しちゃいけませんよ。もちろん運転中のポケモンGOもご法度です!

自動車税の期限が過ぎた車が走っているけど…?

自動車税(road tax)の期限が入った丸い紙がフロントガラスに貼ってある車と、ない車があります。貼ってある車でも、期限は随分前に切れているので「これ大丈夫なの?」と思うかもしれません。

実は、この期限の紙(disc)は数年前に廃止になっています(政府のウェブサイトから、車種とナンバーを打ち込めば税を払っているかどうか簡単に確認できます)。でもディスクを外すのが面倒でそのままにしている車も多いので、表示があったりなかったり混在しているんですね。(ちなみに私の車も貼りっぱなしです…)

踏切では一旦停止しない!

よく戸惑いの声が聞かれるのがこちら。日本と違って、遮断機の下りていない(警報が鳴っていない)踏切の手前で一時停止はしません。逆に止まってしまうと後ろから追突されるかもしれず、かえって危険です。「踏切は止まらない!」を覚えましょう。

チャイルドシートはいつまで?

子供を乗せるのに必要なのがチャイルドシート。これは子どもが12歳になるか、身長が135cm以上になるかするまで使用が義務付けられています。3歳以上なら、「予定外」「どうしても必要」「短距離」の場合のみ使用しなくてもOKですが、3歳以下はチャイルドシートなしで車に乗せてはいけません。ただし、タクシーやミニバスでは後部座席にいる限り、使用しなくても大丈夫です。

**この記事の内容は全て、2017年5月現在の情報です。変更等には注意してください**

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