ロンドン塔ガイド2〜ここは外せない!見どころ5選【写真あり】

スポンサードリンク



人気No.1観光スポット、世界遺産のロンドン塔へ行こう!

イギリス王室の歴史をぎゅっと詰め込んだ場所、ロンドン塔。ロンドン、そしてイングランドについて知りたいなら外せないスポットです。

ロンドン塔の歴史について知りたい方は、こちらもどうぞ→ロンドン塔ガイド1〜ここだけは知っておきたい歴史をピンポイント解説!

基本情報などはこちら→ロンドン塔ガイド3〜基本情報・行き方から注意事項まで詳細解説!

こちらの記事では、ロンドン塔の見どころ、さらに効率よく観光するための情報について解説します。実際に行ってみた写真もありますので、ぜひ参考にしてください。

※本記事の写真は私個人撮影のものと、Pixabayなどからお借りしたロイヤルティフリーのものを使用しています。また、情報に関してはロンドン塔の公式サイトを中心に参考にしました。2018年秋の段階で正しいことを確認していますが、変更等あるかもしれないので、最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

ロンドン塔ではここをチェックしよう!見どころ5選

 1.ヨーマン・ウォーダーズ (Yeoman Warders)

ヨーマン・ウォーダー

ヨーマン・ウォーダーズ

ロンドン塔に必ずいるのが、このけったいな…もとい、華やかな格好をしたヨーマン・ウォーダー達です。

上の写真の赤い服は正装で、普段は下の写真のように、黒っぽい生地に赤いラインや刺繍が入ったユニフォームを着ています。

こんな感じでガイドされてます

彼らは15世紀からロンドン塔の警護にあたっているガードです。ビーフィーター(Beef eater、牛肉を食べる人)というあだ名でも呼ばれています。このあだ名の元は、昔は給金の一部が高級な牛肉で支払われていたから、という説が最も有名ですが、諸説あるようですね。

現在37名の男女で構成されたビーフィーター達は全員、最低22年以上軍隊に所属していた元軍人さん。素行もしっかりした人、褒章を受けている人が選ばれます。

なんと皆、ロンドン塔の南の城壁(Southern wall)に家族とともに住んでいます。居住エリアには専用のパブも用意されており、職住近接でなかなか快適そうですが、そこは古くて改装もままならない建物のこと。以前見たドキュメンタリーでは、勤務のたびに一生懸命狭い階段を上り下りする姿がちょっと大変そうでした。また、家賃も払っているそうですよ。

【ヨーマン・ウォーダーのガイドツアー】

平和な現代、看守としての役目もない彼らの仕事に加えられたのが、ツアーガイド。入口付近の案内表示を探して申し込めば、彼らの一人が塔内をガイドしてくれます。面白おかしく話してくれるため、人気の高いガイドツアーです。

  • 10:00(火〜土)、10:30(日・月)から30分ごとにスタート
  • 無料

【日本語が良いならこちら!オーディオ(音声)ガイド】

上記のヨーマン・ウォーダーのガイドは、当然ながら英語のみです。また、盛り上げるためにツアー客に「どこから来たの?」など突然振ってくることもあるので(私はこういうのが苦手です…^^;)、気後れしてしまう方もいるかもしれません。

でも、やっぱりガイドがあるといいな…という方は、オーディオガイドを借りてはいかがでしょうか。ヘッドホン付きのデバイスを借りて、自分のペースで周れるので、年配の方や小さいお子さん連れの方にも良いですね。また、音声で日本語が選べるのも嬉しいポイントです。料金は下記の通りです。

  • 大人 £5
  • 子ども £4
  • ファミリー(大人2名+子ども3人まで)£14
ロンドン名物、衛兵さんもいます

ロンドン名物の衛兵さんもいます

2. ロンドン塔には動物園がある…!?

実はロンドン塔にはたくさんのエキゾチックな動物たちがいます。と言っても作り物ですが…。

ロンドン塔は13〜19世紀にかけて、ロンドン最初の動物園としての役割も果たしていました。動物はライオンやシロクマ、トラなど、当時のイングランドとしては珍しい生き物ばかり。

きっかけは1235年、ヘンリー3世がローマ皇帝から3頭のライオン(※)を贈られたこと。当時のヨーロッパの貴族社会では、なかなか手に入らないもの=珍しい海外の動物を所有することで、自分の力や権威を誇示することができました。そこで、珍しい生き物を贈り合うことが流行っていたそうです。

※このライオン、記録ではレパードだそうですが、プランタジネット朝の紋に3頭のライオンがデザインされていることから、実際はライオンだったと言われています。現在でも、サッカーのイングランド代表チームのエンブレムには、3頭のライオンがデザインされていますよね!

3頭のライオンがデザインされたイングランドのエンブレム

その後もシロクマやヒヒ(バブーン)などがどんどん追加され、アフリカゾウまでいました。しかし、ゾウはその大きな体が狭い環境に適応できず、2年ほどで亡くなってしまったそうです。

また、動物園として庶民に公開された時代もありました。その際、犬や猫をライオンの餌として持参すれば、入場料が免除されるという特典があったそうです(!)。現代の、動物愛護が徹底したイギリスからは考えられない怖い話ですね…。

現在、その動物たちをかたどった彫刻があちらこちらに点在しています。お城や歴史にはまだ興味の持てないお子さんも、動物を探して歩くと楽しめますね!

ヒヒの像。さりげなく壁の上にいるのがニクいですね

ヒヒの像。さりげなく壁の上にいるのがニクいですね

ヒヒは自由なのに、シロクマは足をつながれている…(涙)

ヒヒは自由なのに、シロクマは足をつながれている…(涙)

個人的に見つけて一番うれしかったのがこのゾウさん。壁から顔を出してます

3. ライン・オブ・キングスで、華やかな中世の武具を鑑賞。サムライ・アーマーも!

ライン・オブ・キングス(The Line of Kings)の展示が始まったのは17世紀のこと。世界で最も古くから続くエキシビジョンと言われています。展示されているホワイト・タワーは本来、武器や火薬などの貯蔵庫としても使われていました。その流れでこの場所で展示されているのかもしれませんね。

王様達が使った刀剣もズラリ

歴代の王が使用した甲冑がキラキラ輝いて並ぶさまは、壮観の一言。6人の妻を取っ替え引っ替えしたことで悪名高いヘンリー8世が実際に使っていた甲冑など、感慨深いものがあります。しかし、ロンドン塔に年端もいかない少年王とその弟を幽閉した、悪名高いリチャード3世の武具は省かれるなど、さりげなく展示する側の私見が入っているのも面白いですね。

ヘンリー8世の騎乗姿

ヘンリー8世の騎乗姿

日本人的に「おおっ」と目を引かれてしまったのが、侍の甲冑です。注釈によると、1613年に徳川家の二代目将軍・秀忠からジェームズ1世に贈られたものとのこと。本来の持ち主は、長篠の戦いで破れた武田勝頼(武田信玄の息子ですね!)という説があるそうです。こんなところで日本史の一端に触れられるとは、嬉しい驚きでした。

武田勝頼のものと言われる甲冑も、キレイな状態で保存・展示されています

【オフィシャル動画解説はこちら】

 

4. クラウン・ジュエルでイギリス王室の至宝に触れる

ロンドン塔内でおそらく最も人気なのが、このクラウン・ジュエルの展示ではないでしょうか。王室所有の宝冠や神具、ローブなどが所狭しと展示されています。

あまりの豪華さに思わず「レプリカですか?」と聞く人が続出しているそうですが、全部本物です。特に目を引くのが、世界第2位の大きさを誇る’カリナン’というホワイト・ダイヤモンドを頂いた王笏(sceptre )。「偉大なアフリカの星」とも呼ばれるこのダイヤモンド、530カラットもあるそうです!ゼロコンマ以下のダイヤしか持ち合わせない身としては、桁が違いすぎて想像もつきません(^^;)。

もう一つ有名なのが、大帝国王冠(Imperial state crown)です。少しずつデザインを変えながら、代々の王や女王に使われてきたこの王冠は、今でもエリザベス女王によって議会の開会式に使われています。また、戴冠式が終わり、退場する際にもかぶっていました。

あまりに豪華すぎて、却っておもちゃのようにも見えますが、飾られた宝石の質・量とも半端ではありません。内訳は下記の通り。

  • 2,868個のダイヤモンド
  • 17個のサファイヤ
  • 11個のエメラルド
  • 269個の真珠
  • 4個のルビー(中央の巨大な赤い石もルビーですね)

普段はロンドン塔で厳重な警備のうえ展示されています。ロンドン塔からウェストミンスターへ移動する際は、専用の馬車に乗せられ、武装した一団に守られます。

しかし、過去にはそんなに厳重に守られていないこともあったそうです。ロンドン塔のファクトシートによると、係員にいくらか渡すと(袖の下!?)触らせてくれる時代もあったとか。

さらにヴィクトリア女王の時代には、王冠を掲げたアーガイル公爵が落としてしまいΣ(゚ロ゚屮)屮、かなりひしゃげてしまったそうです。また1761年のジョージ3世の戴冠式では、大きなダイヤモンドが外れて落ちてしまいました。大切な王冠も、散々な目にあっているんですね…。

すごすぎて、もはやニセモノにしか見えない宝石の数々です

出典 By Cyril Davenport (1848 – 1941) – G. Younghusband; C. Davenport (1919). The Crown Jewels of England. London: Cassell & Co. p. 6. (published in the US by Funk & Wagnalls, NY.) See also The Jewel House (1921) frontispiece., Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=64712804

ただし人気の展示だけに、混んでいるのが難点です。学校がお休みの時期などは、入場するのに並ぶのを覚悟しておいた方が良いでしょう。また、内部は撮影禁止です。

5. ロンドン塔の大カラス伝説

見どころと言って良いかわかりませんが、ロンドン塔の神秘性を感じられる「住人」たちがカラスです。カラスと言っても日本でみかけるものより大型のワタリガラス(Raven)ですから、近くで見るとなかなか迫力があります。カラスだけに賢く、運が良ければゴミ箱や人の落としたスナックを拾って食べている姿が間近で見られます。でも、突っつかれるかもしれないので餌を与えることは控えましょう。

ロンドン塔の大ガラス

器用にゴミ箱から何かを取り出しました

彼らが逃げずにロンドン塔に住んでいるのは、「大ガラス伝説」によるもの。

ロンドン塔には「ロンドン塔のワタリガラスが6羽以下になった時、王室が崩壊する」という伝説があります。そのため、羽根を切って飛べなくしたワタリガラスを飼うことが伝統になりました。現在、6羽にスペアとして(?)1羽加えた7羽が飼育されています。

羽根を切ると言っても、現在ではきちんと飛べる程度に「整える(Trimming)」だけだそうです。しかし、専門の世話係(Ravenmaster)がついて餌をやっているため、快適な暮らしに馴染んだカラスたちは、あえて逃げずに留まっているのだとか。ただ、時には脱走するやんちゃな子もいるようで、脱走した姿がロンドン各地で目撃された例もあります。また、ジョージというカラスはテレビのアンテナをかじる癖が止められずクビになりました。

悠々とお散歩中です

まだまだ見どころいっぱい!ロンドン塔を楽しもう

今回は見どころを5つ挙げてご紹介しましたが、ロンドン塔には他にもまだまだ面白いものがたくさんあります。ニュートンが働いていたというロイヤル・ミント(造幣局)や、エリザベス1世も通ったという水路「裏切り者の門(Traitor’s Gate)」などもぜひチェックしてみてください。また、拷問器具を並べた部屋も、男の子などには面白がられるかもしれませんね(それほど怖い感じではありませんが…)。ぜひ、歴史に思いを馳せながら、広い敷地内を巡って楽しんでくださいね!

裏切り者の門

若き日のエリザベス1世などの囚人たちが送り込まれた水路「裏切り者の門」

スポンサードリンク




ABOUTこの記事をかいた人

アバター

イギリス生活もトータル10年超になり、節約生活も板についてきました。暮らしが便利になるお役立ち情報、お得情報をまとめています。英語の情報を読むのに疲れちゃったよ!という時にもどうぞ^ー^