イギリス国内の旅行には鉄道と長距離バス(コーチ)どちらが良いか【2022年最新の体験談あり】

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英国内の移動には注意が必要な点が!

ロンドン以外にも、湖水地方やコッツウォルズなど人気の観光スポットが豊富なイギリス。海外からの旅行者も在住者も、国内で長距離を移動したい時がありますよね。

基本的には、自家用車やレンタカーが一番自由度が高いです。ロンドンや地方の大都市のど真ん中以外なら車が良いと思いますが、「海外で運転するのは不安」「運転が苦手」「免許がない」といった場合は公共交通機関が頼りになります。

しかし2022年現在、EU離脱とコロナ禍、物価上昇による影響があり、以前より問題点が深刻になっていると感じます。

今回は、代表的な公共交通機関である鉄道と長距離バス(コーチ)を比較して、それぞれのメリット・デメリットを、最近の実体験を踏まえた問題点を解説したいと思います。

鉄道を使うメリット

①駅へのアクセスが簡単で、意外と遠くまで行ける!

ロンドンを起点に他の都市へ移動するなら、鉄道が早くて便利です。東西南北に路線が走り、スコットランドやウェールズまでたどり着けることがわかります。

全国路線図はこちら

個人的に一番の長距離は、ロンドンのキングス・クロス駅からスコットランドのエディンバラまで行った事があります。4時間半少々で行かれました。飛行機なら1時間20分ほどですが、空港への移動時間や待ち時間などで2〜3時間プラスになることを考えると、必ずしも時短になる訳ではないかもしれません。また、鉄道の駅は空港に比べて街なかにあるのが便利です。

②所要時間が読みやすい

電車は多少の遅れや運休などもありますが、それほど顕著ではなく、基本的には信頼できる運行ぶりだと思います。バスや車の際に心配な渋滞もありません。*線路工事などで運行しない場合は、代替バスが手配されます。

長距離を走る路線の発着駅やプラットフォームには、電光表示板で次の電車の行き先や発着時間が表示されているので、乗る際も安心です(ロンドンや南部はそんな感じですが、地方によって違うかもしれません)。

<a href="https://pixabay.com/ja/users/owls1867-3243037/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1647741">Owls1867</a>による<a href="https://pixabay.com/ja//?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=1647741">Pixabay</a>からの画像

Owls1867によるPixabayからの画像

鉄道を使うデメリット

①運賃が高い…

身も蓋もない言い方ですが、とにかくチケット料金が高い!同じ路線でも曜日や時間帯、片道か往復かなど、条件によって細かく金額が変わるのも、旅行者には分かりにくいのではと思います。

チケットは下記のサイトで事前にタイムテーブルと料金を調べたり、予約したりできます。大体の旅行の予定が決まったら早めに調べて、安い曜日・時間帯に電車を使うよう調整するのがおすすめです。

Trainline

National rail enquiries

【いつもじゃないけど、得することもある方法も】

当日購入する際は券売機(事前購入のチケットの受取もできます)が便利ですが、窓口へ行くと自分で気づいていなかったディスカウント対象であることを教えてくれて、得になる場合も!空港への往復チケットがキャンペーン(?)で安くなったり、3人以上で買うと割引になったりなど、券売機の表示では分かりにくい値引きを適応してくれることがあるので、窓口購入もおすすめです。

②2022年以降、鉄道はストに注意

フランスなどに比べてストライキ(Strike、Industrial action)が少ないイメージのイギリスですが、昨今のインフレと物価高に賃金アップが追いつかず、状況が変わってきました。

週末だろうと夏休みだろうと、大きなフットボールの試合やフェスティバルがあろうとも、関係なくストが計画されます。運悪く日程がぶつかってしまうと、慌てて予定の変更やキャンセルをしないといけません。

2023年も物価高は続くと言われていますし、もともと高給取りではない鉄道職員さんたちだって大変ですから、賃上げ要求のストはまだまだ起こる可能性があります。

ストの日程は事前に告知されるので、鉄道を使う際には’Rail strike’などで検索してみましょう。参考までに、下は執筆時に検索してヒットした告知です。

National Rail 公式サイトよりスクリーンショット。2022年8月12日情報

次は長距離バスを使うメリット・デメリットを解説します。長距離バスはコーチ(Coach)と呼ばれており、イギリス国内に多数の運行会社が存在しています。

長距離バス(コーチ)を使うメリット

①きめ細かなルート設定

電車は当然ながら、線路の上しか走れません。A地点からB地点に行きたい時、まっすぐつながっていなければ、A地点→C地点→B地点と、回り道&乗り換えが必要なこともあります。時間と料金が余計にかかってしまうのはストレスですよね。

そんな時はコーチを検索してみると、まっすぐ目的地に向かうルートがある場合も!大きなイベントやフェスなどは、直接現地へ行くコーチが出ていることもあって便利です。エアポートバスや、2空港間をつなぐバス(ヒースロー空港とガトウィック空港など)もあります。

②価格が安い!

コーチの一番のメリットは、運賃の安さではないでしょうか。ルートにもよりますが、電車とは比べ物にならない安さで長距離を移動できます。

参考までに、ロンドンからイングランド西部のブリストルまでの往復料金を調べてみました。8月平日のオフピークチケットです。

  • 電車の最安値 £67.20
  • コーチの最安値 £22.80

コーチ料金は電車の三分の一ですね!全然違います。

💙♡🌼♡💙 Julita 💙♡🌼♡💙によるPixabayからの画像 ※写真はイメージです

コーチを使うデメリット

①時間がかかる

メリット②であげたロンドン〜ブリストル間で、鉄道は片道およそ1時間半ですが、コーチは約3時間です。倍の時間がかかっていますね。

加えて、普通より時間がかかる事態に陥ることも。

日本のGWや年末年始ほどではないかもしれませんが、ホリデー期間はやはり高速も混みます。さらに、事故のために高速上で長時間足止めになったり、年中やっている工事で車線が減って渋滞になったりということはよくあります。

高速道路での事故であまりに動かなくて、みんな車を降りてウロウロしてたこともありました。穏やかな気候だったのが幸いでしたが、猛暑や極寒の日には大変なことになりますね。

②遅延や急な振り替えもある

ブリグジットとコロナ禍のおかげで、イギリスは深刻な人手不足に陥っています。当然、ドライバーの数も激減中です。

当日になって、予定していた便のドライバーが確保できず大幅な遅延が起きたり、勝手に後の便に振り替えされたりという事態もあります。

自分の体験談を少々…。2022年8月にホリデーでコーチを利用したところ、行きの便は45分遅れで来ました。コーチ会社のアプリにもアップデートがされず、連絡方法であるライブチャットも全然人が対応してくれないという体たらく。サイトには「遅れる場合はSNSで連絡します」と書いてあるんですが、一切なかったので「乗り場を間違えたかな?乗り逃したかな?」と不安になりました。

しかし友人たちにこの話をしたら、「45分遅れなんてラッキー」だそうです。過去1〜2ヶ月間にコーチを使った1人はヒースロー発の便が3時間遅れ(キャンセル?)、別の1人は地方の便が2時間遅れだったのだとか!!

そして帰りの便では、出発1時間半前にスマホにこんなテキストメッセージが↓

messages screenshot

慌ててメールを見ると、勝手に3時間後の便に振り替えされていました…!謝罪の言葉も、事情の説明もありませんが、まあ運賃が安いので諦めがつきます。

3時間後の便は10分遅れで来ましたが、もはや「時間ぴったり」と喜んでしまう感覚でした(笑)。

自分は急がない旅だったので笑ってすませられましたが、「これから飛行機に乗る」「大事な約束がある」「到着後にライブやミュージカルなどを観に行く」といった予定がある時は、コーチは避けた方が良いかもしれませんね。

なお、車体は新しいものが多く、基本的に車中では快適に過ごせます。

コロナ後ならではの注意点を考慮しつつ、楽しいイギリス旅行を!

簡単に電車とコーチの利用目安をまとめると、下記のようになります。

  • 電車は比較的時間が正確だが、運賃が高く、スト情報にも注意が必要
  • 長距離バス(コーチ)は安価でルートも多彩だが、遅延やキャンセルなどで時間が読めないことがある

今回あげた注意点は、2022年時点での人手不足や物価高による影響によるものが多く、ずっと続くとは限りません(簡単に解消できることではないので、しばらくは続くと思いますが…)。

しかし、せっかく旅行がしやすくなってきたのですから、今回あげたようなトラブルに注意しつつ、楽しい旅をしてほしいです!

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