いよいよ乳がんの手術へ!〜英国がん治療体験記その3

乳がん手術

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やっと手術してもらえる!

長くかかった検査漬けの日々が終わり、やっと乳がん除去の手術をしてもらえることに。早く終わらせたい気持ちでいっぱいの私、手術は不安よりむしろ待ち遠しかったです。

これまでの経緯はこちら↓

イギリスで乳がんになりました。〜英国がん治療体験記その1

イギリスで乳がんになりました。〜英国がん治療体験記その2

写真はイメージです

前日の準備

 

手術の前日に、事前準備に呼ばれました。

行うのはMedical Physics部門。またもや病院内の別のセクションへ向かいます。

ちなみにこの頃から、検査に行くセクションは病院内の「がんセンター(Cancer Centre)」になりました。乳腺科には同じくらいの歳の人がたくさんいたのに、がんセンターにはお年寄りばかり。何だか場違いな感じでした。

この時もCTスキャンか何かを取りつつ、チクッと注射したような気がしますが、あっという間に終わったのでイマイチ記憶がありません…(^^;)。

当日の流れ

朝は指定された7時半に着くよう病院へ。朝早いのに、友達が迎えに来てくれました!優しい〜(つд`)

前日から何も食べていないので、早く終わって何か食べたいよう…と思いつつ、日帰り手術のセクションであるADSUへ。ADSUはAdult Day Surgery Unitの略だそうで、他の病院では単にDay Surgery Unitと呼ぶこともあるようです。

受付で名前を言うと、さっそくベッドへ案内されます。

写真はイメージです

写真はイメージです

一部屋に6台くらい?ベッドが入っている感じで、カーテンで仕切られています。渡された手術着に着替えましたが、私は後ろ前に着てしまって(わかりにくい…!!恥)着なおしました。

ここで、お友達はいったん帰宅。手術が終わる予定の昼過ぎ頃にまた来てくれるとのことでした。(^_^)/~

それから、看護師さんやお医者さん、麻酔医さんなどが入れ替わり立ち替わり、説明に来てくれました。

その際、いちいち名前と生年月日(住所の最初のラインも聞かれたかも…?)を言わなくてはなりません。面倒ですが、こうやって取り違えを防いでいるんですね。

また、事前に申告していたのに、ここでもまたお迎えの人の連絡先などを聞かれました。スマホ、電源落としちゃっていたのに慌ててオンにして電話番号を確認(^^;)。

となりのブースの患者さんはタイの方らしく、「サワディカー」と言いながら通訳さんが入っていきました。NHSでは事前に頼めば通訳さんをアレンジしてくれるので、言葉が不安な人でも心強いですね。

持っていった文庫本を読みつつ、待つことしばし…。やーっと自分の順番が来ました!

元気なので、手術室まで歩いて向かいます。着替えなどはその場に置いて行きましたが、私物のカーディガンと靴は看護師さんがまとめて袋に入れてベッドの下に入れておいてくれました。

4人くらいのスタッフに囲まれ(また初めての人がいて、自己紹介してくれました。病院ではみんな名前を教えてくれるけど、多すぎて全然覚えきれません〜)、いよいよ麻酔薬の点滴が始まります。

写真はイメージです

写真はイメージです

初めての全身麻酔なので、どんな感じになるのか興味しんしんです。でも、4人全員が上から顔を覗き込んでくるので「こんなに見られて眠れるか!」と思った直後、意識が飛んでました。速攻で爆睡状態に突入です(笑)。

意識がなくなる直前には、ちょっと吐き気を感じました(点滴に最初から吐き気止めが仕込んであるそうです)。「もっと上の方を見て〜」と言われましたが、たちまち目が開けていられなくなり、パチパチ瞬きしたのが最後の記憶です。半目で手術受けていなかったら良いんですが(笑)。

麻酔が覚めた後は…

それから数時間たって、名前を呼ばれて目が覚めました。

あ~よく寝た!という感じとともに、まだ眠い〜という感じです。ついウトウトしちゃうんですが、看護師さんにちょいちょい声を掛けられて起こされました。

メガネをかけてもらって壁の時計を見たらお昼くらい。予定どおり終わったようです。

看護師さんが他のスタッフに「リンパ節には転移がなかった」と話していて、良かった!と思いました。

血圧が低すぎて、しばらくその場で様子を見られていたのですが、間もなく元の着替えをしたベッドへ移動。

看護師さんに「もっと水を飲みなさい」と言われて一生懸命飲みました。退院前に、ちゃんとトイレで排泄できるか確認する必要があるためなのでしょうね。

また、トーストとビスケット、コーヒーも出されました。これも、ちゃんと食事できるか確認するためというポイントがありそうです。特に美味しいものではありませんが、前夜から食事していないので大喜びでいただきました(笑)!

写真はイメージです

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そうこうしているうちに友達が来てくれ、ぼーっとしていたら看護師さんにトイレに行くよう促されました。そこでふと見ると、ふくらはぎに何かが巻かれている…。

どうやら、手術中の血栓予防のため、空気を入れて圧をかけるマッサージ器具(?)のようでした。自分で取っちゃって良かったらしいんですが、それまで付いてることにさえ気づかなかった鈍感な私です(。>﹏<。)。

そしてトイレで用を済ませて立ち上がると、またびっくりΣ(゚∀゚ノ)ノ!

青いんです…。

写真はイメージです

手術前の説明で「青い薬剤でマーキングをするので皮膚や尿が青くなる」と聞かされていたので、

なるほど、青くなるってこういうことね!

と納得。

あんまりにも派手に青いので、私はその後しばらく自分のことを「人間ブルーレット」と呼んでいました(≡^∇^≡)。

ともあれ、無事に歩いてトイレにも行けたということで、晴れて退院許可がおりました。着替えて、歩いて外へ。

おそらく2時くらいだったかと思います。1日どころか、半日ちょっとで終わった感じですね。

友達の運転で家に着きましたが、麻酔が残っているのかとにかく眠かっただけで、問題なく過ごせませした。

子どもたちもコーヒーを入れてくれたり、気を使ってくれたり…。

彼らのためにも、無事に終わってとにかくほっとしました!

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